タイポグラフィの基礎を整理

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文字組やフォントの知識、レイアウトのルールなどがまとめられた「タイポグラフィの基本ルール」という本を読みました。これが非常に勉強になったので、特に基礎的な部分についてまとめてみます。

書体の理解と組み合わせ

用途にあった書体を使います。複数の書体を使う場合は調和する書体を組み合わせます。

類似する書体

明朝体+セリフ体
筆意を残す明朝体とセリフ体は調和しやすいです。品位や落ち着き、女性的な印象を表現できます。

例:小塚明朝+Adobe Garamond
mincho-roman

ゴシック体+サンセリフ体

装飾的要素が少ない書体の組み合わせ。可読性や誘目性が高くなります。現代的な印象。

例:小塚ゴシック+Arial
gochic-sans

明確な差をつける

明朝体+ゴシック体
印象の違う書体をうまく組み合わせることによってそれぞれを引き立てることもできます。

例:小塚明朝+小塚ゴシック
mincho-gochic

求める雰囲気に合わせて楷書体やスクリプト体(手書きのような筆跡を持つ欧文書体)のような書体や、装飾的要素が強いディスプレイ体(和文書体)やデコラティブ体(欧文書体)などをうまく使いわけます。同じ書体でもウエイト(線の太さ)によっても受ける印象が変わります。

文字組のポイント

綺麗に見せるための基本は揃えること

  • 字間(左右の空き)を揃えます。
  • 大きさを揃えます。最も大きい文字を基準にして横組の場合は高さを、縦組の場合は幅を揃えます。
  • 文字の形によって同じ大きさでも大きさが違って見えることがあります。錯覚なども考慮して大きさを決めます。
  • 行揃えは見た目で揃えます。特に文末揃えで句読点が末尾に来る場合は注意するようにします。
  • タイトルやコピーなどで句読点を使う場合は字間を詰めるとまとまります。

kerning

長文での文字組みでは行長や行間を調整して読みやすさを維持する

  • 行間は本文文字の2分(1/2)と4分(1/4)を足した値が基準です。広い行間だとゆったりとした印象、狭いとまとまった印象になります。
  • 行長は横組で30-40W程度、縦組みで40-50W程度までにおさめます。最短は縦組み横組みとも13-15W程度までにします。
  • 行長が短い場合は行間を狭目にするとバランスが取れます。
  • 大きい文字や小さい文字での文字組の場合は行長を狭目にしたほうが読みやすくなります。
  • まとまりを感じさせたい短文などは行間を狭目にします。
  • 禁則処理を守るようにします。

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参考

タイポグラフィの基本ルール 大崎善治 著 SoftBank Creative 発行

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